全員最悪に口が悪い。なのに下品さを感じないのは彼らが紳士だからだろうか。イギリスの歴史の影で密かに育つ悪の力。私の御託はいいのでレイモンドの活躍を是非観てほしい。
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基本情報
タイトル: ジェントルメン (The Gentlemen)
公開年: 2019年
監督・脚本: ガイ・リッチー (Guy Ritchie)
原作: オリジナル脚本(原作なし)
主演: マシュー・マコノヒー (Matthew McConaughey)
ジャンル: クライム、コメディ、アクション
上映時間: 113分
製作国: イギリス、アメリカ
あらすじ (ネタバレなし)
物語は私立探偵のフレッチャーの語りにより展開される。
マシュー・マコノヒー演じるミッキー・ピアソンは、イギリスで大規模なマリファナビジネスを展開するアメリカ人のギャング。
彼はビジネスから引退し、資産を売却しようとするが、その情報を聞きつけたライバルや犯罪者たちが暗躍し始める。
陰謀と裏切りが絡み合い、ピアソンの帝国は崩壊の危機に直面する。
主なキャスト
マシュー・マコノヒー (ミッキー・ピアソン)
チャーリー・ハナム (レイモンド)
ヘンリー・ゴールディング (ドライ・アイ)
ミシェル・ドッカリー (ロザリンド・ピアソン)
ヒュー・グラント (フレッチャー)
コリン・ファレル (コーチ)
見どころ
登場人物の全員口が悪い。
ロンドンが舞台なだけあって、ブリティッシュクラシックな悪い男たちの衣装も見どころだ。
ヘチマ襟のキャメルカラーニットがこんなにキマる映画は数少ないのではないだろうか。
ゲスとゲスの騙し合いを重ねた命懸けのマフィアのゲームが巧みに繰り広げられる。
マフィア映画に美女は欠かせないが、ミッキーの妻ロザリンドの美しさと口の悪さが最高にかっこいい。
ロザリンド役を演じたのはイギリス人俳優の「ミシェル・ドッカリー」。
彼女はダウントンアビーでメアリー・クローリー役を演じており、その意志の強い美しい視線はイギリス人紳士を支えるにふさわしい存在感を放っている。
チャーリー・ハナム演じるレイがミッキーの右腕として東奔西走してトラブルを収めていくことで映画のスピード感とユーモアが生まれていく。
ストーリーが特別素晴らしいかと言われれば他にも挙げられるが、キャラクター1人1人の個性が巧みに合わさりラストへと流れ込んでいく痛快アクションとして楽しんでもらえるだろう。